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きまぐれプレゼント

ふとしたきまぐれで、ささやかなプレゼント企画を始めました。

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均一本でもなんでも、とにかくお買い上げのお客様で
ご希望の方にはミニメモ帳を1冊差しあげます。

・レシピ本を読んでのお買い物メモに…
・読めない漢字、意味のわからない言葉を後で調べるために…
・感銘をうけた武将の言葉を書きとめて…
・参考文献を参照するために…
・ミステリの登場人物を整理するために…
・ひきちぎってしおりや付箋がわりに…

じゃまにならないミニサイズを読書のお供にどうぞ!
(なお1冊10円で販売もしております)
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by endoushoten | 2007-07-27 14:58 | すずらん通り本店

不機嫌ならまかせて

これは2007年7月19日の朝日新聞朝刊。
1面の最下段は、お楽しみの書籍広告の欄。ん?
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この本、はいりましたよ。
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『モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌 可笑しな可笑しな
万国ガイド』トッド・プリュザン編 バジリコ 750円
・19世紀のイギリスで出版された、児童文学作家による独断と偏見に
 満ち満ちた各国案内。手放しで褒められている国はありません。
 確かにおいおい言い過ぎだろうよっ、と思うような内容ですが、そこに
 あるのは敵意や憎しみではなく、ただただ哀れみの視線(と無知)。

 世紀を大きく隔てたわたしたちだってステレオタイプと無縁では
 ありません。お国柄、血液型、年代、性別などなど。

 まずは何も考えず笑い飛ばしながら一読、日をおいて生真面目に
 再読してみるのも読書の楽しみ方としてありでしょう。

 ※バジリコさんは『鼻ほじり論序説』や『へんないきもの』など
  他にもユニークな書籍を刊行している出版社です。


ついでに、イギリス・不機嫌をキーワードにもう1冊。
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『不機嫌なメアリー・ポピンズ イギリス小説と映画から読む「階級」』
新井潤美著 平凡社新書 310円
・コチコチの英国文学だけでなく、映画『クルーレス』や『ブリジット・
 ジョーンズの日記』まで幅広く縦横に紹介されています。むしろ
 文学にさほど興味のない人の方が「あの映画は○○の翻案だった
 のか!」と発見が多いかもしれません。

 格差があるにせよ、階級にはなじみのない日本人にとって
 イギリス社会の一面を知る手がかりになりそうです。

古本屋にも、新しい本がはいることがあるのです。
欲しい新刊があるなら、ちょっとのぞいてみると
幸運が待っているかもしれませんよ!
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by endoushoten | 2007-07-20 15:24 | 今日の1冊

「う」のつくもの

スーパーの折込チラシなどでも、やたらと鰻の
蒲焼などが目につくこの頃…今年の『土用の
丑の日』は7月30日だそうですが。

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[写真左]『賢者の食欲』里見真三著 文藝春秋刊 730円
・鰻好き、いや、鰻狂いとして名高い文士といえば斎藤茂吉。
 本書の表紙にはかわいいうなぎのイラストと茂吉の歌が
 記されています。いやー、それにしても鰻食べすぎだわ、
 愛情深すぎるわ、「好物」の底知れぬパワーを見せ付けられます。
 一見ゲテモノっぽい『茂吉茶漬け』が狂おしくうまそうなので、
 レシピを知りたい方はぜひ本書をご一読ください。

[写真右]『江戸東京グルメ歳時記』林順信著作集 雄山閣 1,100円
・土用の丑の日に鰻を食べるようになったのは江戸末期から。
 有名な「平賀源内説」以外にもいくつかの起源が紹介されています。
 そして、昔のうな丼のおいしそうなことといったら!

土用の丑の日といえば、やはりこの人。
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『平賀源内の生涯 甦る江戸のレオナルド・ダ・ヴィンチ』
平野威馬雄著 サンポウジャーナル 520円
・土用の丑の日=鰻を喰うべし! を日本に広く定着させたのは
 源内の名キャッチコピーだったとか。エレキテルだけではなく
 こんなものも源内の発明だったのか、という発見に満ちた一冊です。
 (本からはみだした栞が鰻に見えちゃう…すっかり鰻気分に)

鰻といえばイコールのように思い浮かぶのは蒲焼の香ばしく
焼ける匂いですが、鰻の楽しみってそれだけでしょうか?
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人吉の―て、天然ウナギ!?ただ焼いてシンプルに塩こしょうで
味付けしただけ?そうとう素材がよくなきゃできない調理法です。
もっと知りたいでしょう?では、こちらをどうぞ。

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『日本全国うまい!魚の喰い方』甲斐崎圭著 辰巳出版 800円
・全国津々浦々、そこでしか食べられない味を紹介しています。
 熊本・人吉の天然ウナギだけではありません。天然アユ、源流イワナ
 獲れたてハマチなどなど。やっぱり旅っていいよなーと思わせる
 1冊です。

うなぎ。蒲焼に白焼き、グリーンソースもいいけど、
茂吉茶漬けもぜひ一度試してみたいところです。
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by endoushoten | 2007-07-19 13:58 | 今日の1冊

旅など行かなくてもできる

この連休は台風やら地震やら散々でしたね。
被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。

幸いにも東京は大した被害もなく、それはやれやれ
なのだけれど、台風と共に楽しいおでかけプランも
飛んでいってしまったよ…と肩を落としている方も
いるのでは?

うわぁ~、やっぱりどこかおでかけしたーーーい!!
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旅行なんて交通機関を予約したり、宿を決めたり面倒なこと
この上ないし、やれカフェでお茶だ、タクシーで移動だ、
お土産も買わなきゃとお金は出ていく一方です。
それなのに、喜んで出かけるなんてとんだ酔狂です。
なぜ旅にひかれるのでしょう。なにを求めて?
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[写真左]『旅の発見 日本エッセイスト・クラブ編』
岩波書店 950円
・出会い、体験―忘れられない思い出…。日常生活にはない
 「発見」がそこにはあります。

[写真右]『美人諸国ばなし』小沢昭一著 PHP研究所 420円
・旅の目的が「美人」であってもよいのです。発見というべきか
 発掘というべきか…写真入りで楽しめます。

ふぅと一息ついて。知的な旅の愉しみを模索しましょうか。
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『大人のための旅行術 旅する哲学』アラン・ド・ボトン著
集英社 1,260円

 計画の愉しみ―出発を前に

 日常脱出の愉しみ―わたしたちを衝き動かすもの

 自然と向き合う愉しみ―風景の言葉に耳を傾けながら

 眼の愉しみ―芸術は現実を濃縮する

 帰宅後の愉しみ―習慣がわたしたちを目隠しする

ユイスマンス、ホッパー、ボードレール、フロベール、
フンボルト、ワーズワス、ゴッホ、ヨブ…。これ以上
多くは語りますまい。

明日は定休日。
あぁ、大秘境・未整理山脈がわたしを呼ぶ…。
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by endoushoten | 2007-07-16 14:32 | 今日の1冊

今から慌ててで

この方政見放送が話題になっているようですが!

さては参院選。オトナのみなさま、はりきって投票にいきましょう。
投票所にいくのは簡単だけど(たまに迷子になったりはしますが)
誰に投票するかを考えないと意味がない。
…さてどうしよう。

投票日まで特設コーナーを開設いたします。
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期日前投票は明日から始まってしまいます。
やばい!…普段、日本の政治に特別意識を
払ってこなかった方は大慌てで入れ知恵しましょう。
あぁ、新書ってすばらしい。
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by endoushoten | 2007-07-12 15:36 | すずらん通り本店

チクリとニヤリ

本日はブラックユーモアの旗手、アレーの本が入荷いたしました。

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[写真左]『悪戯の愉しみ』アルフォンス・アレー著
みすず書房 1,600円

[写真右]『サキ傑作集』岩波文庫 210円

・アルフォンス・アレーはややマイナーな作家かもしれませんが、
 サキが好きな方なら、きっと気に入るのではないでしょうか。
 ブラックユーモアの「ブラック」なところばかりが喧伝されている
 ような気もしますが、短い文章の中で確実にニヤリとさせられます。

せっかくなので他の作家もご紹介しましょう。

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[写真左]『アッホ夫婦』ロアルド・ダール著 評論社 420円
[写真右]『オズワルド叔父さん』ロアルド・ダール著 
ハヤカワ・ミステリ文庫 200円

・ティム・バートン監督の映画『チャーリーとチョコレート工場』の
 原作でも有名なロアルド・ダール。アレーにくらべれば
 愛らしいいぢわる、でしょうか。
 (『オズワルド叔父さん』は長編)

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『たちの悪い話』バリー・ユアグロー著 新潮社 840円

・好きな作家にロアルド・ダールの名をあげているバリー・ユアグロー。
 そのまんまなタイトル!サキの『話上手』(サキ傑作集にも収録
 されています)を好きな方なら、気に入るはずの児童書です。

さくっと読めてスッとする、そんな短編をかばんに忍ばせておくのも
悪くないかもしれません。

そうそう、読んだ後は、ついつい上から目線の嫌なヤツに
なりがち。表情を隠してこその「ブラック」ですぞ!
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by endoushoten | 2007-07-11 15:57 | 今日の1冊

クイズ 共通項は?

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えい、と3冊。また脈絡のなさそうな本だこと。

いえいえ、そうでもありません。共通するのは「省きの美学」。
[写真左]『魔法のヴェーダ数学が伝えるインド式秒算術』
プラディープ・クマール著 日本実業出版社 630円
・掛け算九九もなかなかの発明ですが、こっちはもっとすごい。
 二桁、三桁もなんのその。平方根に連立方程式だって秒殺!

[写真中央]『頭をつかえば3倍倹約・100倍ヘルシー
キョーコさんのクレバークッキング』本多京子著 日本テレビ 300円
・せっかく食べるなら栄養素の損失を避ける賢い調理方法を。
 ついでに出盛り食材を選べばお財布にもヘルシー♪

[写真右]『概説 日本語の歴史』佐藤武義編著
朝倉書店 520円
・日本人にとっての省略王はなんといってもかな文字でしょう。
 外国語だけでなく、今一度日本語に目を向けてみては。

主題にふさわしく、今日のご紹介も手短に終わるとしましょう。

(PR あいた時間、お金はどうぞ遠藤書店でご活用ください)
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by endoushoten | 2007-07-04 16:14 | 今日の1冊

磨け!!表現力

携帯メールなどコミュニケーションがどんどん高速化する中で
こまやかな表現力はどんどん失われているような気がします。

美辞麗句をちりばめた長ったらしいラブレターを書くよりも
「好き!」とごく短いメールを1時間おきに送る方がよっぽど
効果的…なんだか味気ない時代になったものです。

さぁ、ここで古本の出番です。まずは14年前に刊行された
こちらから。
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『現代 手紙の事典』瑞松玉純著 西東社 420円

・ラブレターやファンレターの書き方まで載っている本は
 実は結構めずらしい。求愛の手紙、デートの後の手紙に
 出張先へ、そして結婚の催促…と例文もまめまめしいこと!
 古きよき時代の青春小説を読んでいるような楽しみ方も
 できます。やや年配の方をターゲットに狙っている若人には
 実用的かもしれません(ビジネス的な例文はもちろん今でも
 十分実用的です)。

上記の本は、そのまま真似するにはちょっと現代的でなくなって
しまっているので、もう一冊参考図書を。

『ほめことばの事典』榛谷泰明編 白水社 1,800円
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・古今東西の名作よりなにかを讃える名文を抜き出して項目
 ごとにまとめた事典。項目?どれ。「愛の重荷」「当てこすり」
 「遺体」「男を男が」「ゴキブリ」「負けっぷり」「離婚披露」…
 本当にほめことば事典なの!??もちろん「愛」「やさしさ」
 「睫毛」「幸せ」なんて王道もしっかりたっぷり載っています。
 ほめことばの蓄積に即効性はないかもしれませんが、文章の
 前後関係が気になり…読書欲をたくみにくすぐる怖い事典です。
 
ところで、習作として「古本」を褒め称えてみませんか?

  黴と紙魚とにあきれるほどに身を捧げたかよわき君よ。
  古ぼけたランプで煤けた帯、たちこめる紫煙にやかれた函を
  まとった、そのみすぼらしい姿ときたら。

  そのなかに隠されたのは枯れることのない泉だというのか。
  まぎれもなき世界のミニアチュール!宇宙をどこまでも切り取る鏡。

  世界を巡る君よ、今こそわがもとにたちとどまり、ゆっくりと
  身を横たえるがいい。

………。
どうもこりゃ一杯ひっかけないと難しいようです。なにか参考に
なりそうな情熱的な小説でも読んでみようかしらん。
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by endoushoten | 2007-07-02 18:38 | 今日の1冊