カテゴリ:今日の1冊( 159 )

遠藤書店 夏の文庫100冊 【11】

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『賞の柩』帚木蓬生著 新潮文庫 250円

すべての研究社にとって目標であり憧れである
ノーベル賞の〈医学・生理学賞〉をめぐるサスペンス。

昨今、偽装やら横領やらでマスコミがにぎわっていますが
世界的な大舞台でもそれがまかりとおっていたら?

(この世で虚飾や不正のないところはどこにもないのかも
しれないと憂いながら、レポートではデータを改ざん
したくなる理系学生なのでした…)(さ)

本日までのご紹介…24/100冊
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by endoushoten | 2008-07-24 15:21 | 今日の1冊

遠藤書店 夏の文庫100冊 【10】

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『哀しい予感』吉本ばなな著 角川文庫 190円

言わずと知れた人気作家吉本ばななの大ベストセラー。
読んだことはなくてもタイトルを知っているという人も
多いのでは?

舞台化もされた作品です(少し憂うつなベールをまとった
独特の世界が描かれていました)。

美しかったり、痛々しかったりするけれど胸をつくコトバが
ちりばめられたばななの世界にふれてみませんか?(さ)

本日までのご紹介…23/100冊
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by endoushoten | 2008-07-24 15:13 | 今日の1冊

遠藤書店 夏の文庫100冊 【9】

夏といえばやっぱりビール!!
暑い1日をがんばって乗り切った自分への
ごほうびですね。

どうせ飲むならちょっと勉強してみませんか?
酒の席での話のネタにもなりますし、
グラス片手にお楽しみください。(さ)

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『みんなで乾杯!ビールを楽しむ本』T&T情報センター編
新潮文庫 250円

本日までのご紹介…22/100冊
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by endoushoten | 2008-07-24 15:11 | 今日の1冊

遠藤書店 夏の文庫100冊 【8】

未完の作品の続きを想像するのは
楽しいもの。

さて、アベリャネーダの名にニヤリとする
あなたにおすすめの文庫をまず1冊。

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[写真左]
『偽書作家列伝』種村季弘著 学研M文庫 350円

青土社より出ている「ハレスはまた来る 偽書作家列伝」の
改訂文庫版。才能の使い方っていろいろだわね、と呆れるやら
感心するやら。こういう本を読むと「あれも読み返さなきゃ」
「お、そういや○○は読了せずにうっちゃらかしたままだった」
なんてつい書棚に足がむかうものです。

作家の謎といえば…

[写真右]
『ヘミングウェイはなぜ死んだか』柴山哲也著 集英社文庫 270円

中学校の読書感想文、男子に大人気だったのが「老人と海」
(もしかして今でいうコピペ疑惑があったりなかったり!?)。

「孤独について云々なんてこっぱずかしくって。要するに
困ったときの神頼みなんてその程度って話?」
というひねくれものには、こんな切り口を。
62歳で猟銃自殺した作家の謎に迫ります。(あ2)

本日までのご紹介…21/100冊
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by endoushoten | 2008-07-24 12:59 | 今日の1冊

遠藤書店 夏の文庫100冊 【7】

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『人と超人』バーナード・ショー 岩波文庫 250円

作者自らが「喜劇にして哲学」とよぶように、劇の形を借りて
自身の思想を幅広く展開した作品。作者ショーの女性観、恋愛観、
人生観が垣間見れるのがこの作品のおもしろさではないだろうか。
(あ1)

本日までのご紹介…19/100冊
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by endoushoten | 2008-07-23 15:40 | 今日の1冊

遠藤書店 夏の文庫100冊 【6】

福永武彦の作品というと感傷的で甘いイメージを想像してしまいがち
だが、この作品はすこし違う。

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『忘却の河』福永武彦 新潮文庫 110円 ヨゴレ

章ごとに、それぞれ異なった人物が登場し独白のスタイルをとって、
人間の愛と死というテーマに深くふれた長編傑作。(あ1)

本日までのご紹介…18/100冊
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by endoushoten | 2008-07-23 15:36 | 今日の1冊

遠藤書店 夏の文庫100冊 【5】

「綺譚」とか「童話」、あるいは「寓話」と呼ばれる、
神秘的な系列の文学。

さらりと描いてあるけれど奥が深い―童話的だからこそ、
その本質がみえにくく、ゆえに読者の鋭い感受性が
とわれるドイツロマン派文学代表作の一つをご紹介
したい。

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『青い花』ノヴァーリス著 岩波文庫 210円

主人公ハインリッヒが、夢に見た「青い花」をさがしもとめる
旅の物語。作者の死によって未完のままにとどまったが、
かりに作者が夭折しなかったとしても完結したかどうかは
疑問である。(あ1)

本日までのご紹介…17/100冊
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by endoushoten | 2008-07-23 15:21 | 今日の1冊

遠藤書店 夏の文庫100冊 【4】

連作物の時代小説を一気読みするのは夏休みぽいかもしれませんが
休みにはまだ早いんで、ちょくちょくっとつまみ読みできる3点セットを。

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[写真左より]
『わが家の夕めし』池波正太郎著 講談社文庫 250円
『散歩のとき何か食べたくなって』池波正太郎著 新潮文庫 250円
『むかしの味』池波正太郎著 新潮文庫 230円

おいしいステーキの焼き方から、エッフェル塔下のアイスクリン、
ダッチコーヒーにクリームソーダに、鮨蕎麦饂飩……
グルメガイドではないといいつつも紹介されてる店にはなんとなく
行きたくなっちゃう、いや行った気、なじみ客にでもなった
気分にまでさせるのは、なんといってもの筆の力。

うまい喰いもんにつきもので…

小中学生では到底その真髄にふれることは
許されない、大人の楽しみといえば…

きちがい水だとか般若湯だとかなんだとかい
うアレ。子どもにはわかるまいよ、の粋を語らせたら
この人でしょう。
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[写真左より]
『旅の時間』吉田健一著 講談社文芸文庫 750円
『私の食物誌』吉田健一著 中公文庫 250円
『酒肴酒』吉田健一著 光文社文庫 350円

この人の作品の真髄にふれることができるのは
どうしたって酒を覚えてからじゃないかね、と。
そう、飲み始めてからようやく珍味の美味さに
開眼するように。『私の食物誌』の解説で
金井美恵子もふれているけれど、広島の牡蠣を
「海が口の中にある感じ」―これが"表現”てもんだよ
と感服しちゃう。なんべん読んでも垂涎ものです。


気狂い、海とくれば、いやでもランボーの永遠が浮かぶ。
で、ランボーの永遠からとんでもないものを連想したのが
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『匂い立つ美味』勝見洋一著 光文社文庫 230円

BRIOの連載をまとめた一冊といえばなんとなく
雰囲気がわかるでしょうか。カスレ、ピサラディエール、
ジビエにシガーなどなど。あぁそれにしても「永遠」と
あれが結びつくなんて思いもしなかった!
いやァ、おもしろいねぇ。(あ2)

本日までのご紹介…16/100冊
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by endoushoten | 2008-07-17 16:12 | 今日の1冊

遠藤書店 夏の文庫100冊 【3】

私が小学校高学年の時、読んでいたシリーズ本の1冊です。

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『ぼくらと七人の盗賊たち』 宗田理著 角川文庫 150円

主人公の英治とその仲間たちが悪い大人たちを
知恵と遊び心でやっつけていく様子にドキドキしながら
先へ先へと読んでいました。

お子さんにオススメ、あるいは思春期のあの大人への
モヤモヤを思い出しつつ読んでみてはいかがでしょう。
英治たちの活躍にきっとスカッとするでしょう。

のめりこむ本をもう1冊。
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『エル・ドラド』服部真澄著 新潮文庫 上・下2冊500円

個人的なことですが、私は男性作家と女性作家に求める本の
雰囲気がちがうのです。どちらかというと女性の本はリラックス
しながら読めるもの、男性の本はのめりこんで読めるもの。

ですが、『エル・ドラド』に関しては全く違いました。
ぐいぐいとひっぱる展開にのみこまれてあっという間に
読み終わりボーゼン…その世界はダン・ブラウンにも
匹敵するのではないでしょうか。
ぜひ読んでみてください!(さ)

本日までのご紹介…9/100冊
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by endoushoten | 2008-07-17 12:11 | 今日の1冊

遠藤書店 夏の文庫100冊 【2】

つねに”人生の青春”を文学の主題とした作家へルマン・ヘッセ
青春とは、そのものがすでに危機であり、すでに過去は終わって
いるがまだ未来も未確立な状態にある「二重の不在」の時代。

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『デミアン』ヘルマン・ヘッセ著 岩波文庫 150円

そのなかで『デミアン』は一種独特の存在感をもつ友情の物語。
不気味な精密さによって、第一次大戦直後の神経を射あてた
この作品は現代の人々にどのように映るのだろうか。

18歳のころから晩年にわたる全詩集の中でも選りすぐりの作品を
抜粋した『ヘッセ詩集』とあわせて読まれるのも一興かと。

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『ヘッセ詩集』 新潮文庫 180円

夏といえば蛍…夏の100冊ということで思い出したのが
村上春樹の短篇『蛍』。なんだかとてもせつなくなる物語。

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『蛍・納屋を焼く・その他の短篇』村上春樹著 新潮文庫 120円

せつない文学―日本の近代文学も純愛をテーマにしたものが
多数見受けられる。純真な愛の結末はいつも悲劇。
これは世界共通なのでしょうか。ますます、せつない。

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『野菊の墓』伊藤左千夫著 新潮文庫 150円

舞台は江戸川付近の静かな田園地帯。幼い少年少女ゆえの
悲恋を主人公「僕」の立場から細密に描いた作品。

”悲恋”というキーワードですぐ思い出すのが

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『林檎の木』ゴールズワージー著 新潮文庫 150円

主人公の回想から物語は始まり―青年の感じやすく
うつろいやすい心理をみずみずしいタッチで描いた作品です。(あ1)

本日までのご紹介…7/100冊
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by endoushoten | 2008-07-14 15:07 | 今日の1冊