カテゴリ:今日の1冊( 159 )

適温の店内より

本日の店内、エアコンのドライでは耐えきれずまたも冷房大活躍の一日でした。
店内適温にてみなさまのご来店をお待ちしております。
さて、やや間が空いてしまいましたがワールドカップ本紹介シリーズ第3弾。
今日はこちら↓
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『今がわかる 時代がわかる 世界地図2006年版』正井泰男夫・監修 
成美堂出版 2006年刊 520円

「なに、4年前のじゃないの」と侮ってはいけません。
中をチラリ↓
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いつの時代も賢者は過去から物事を学ぶのです。なんちゃって
まあ、私の場合は4年前にドイツでワールドカップが行われていたことすら覚えていなかったのですが。
2005年当時話題になったあの、郵政民営化について、世界の郵政事業と比較していたり、4年前の出来事なんてほんのこないだのことのようなのに~とちょっとしみじみします。
店頭のブログで紹介した本コーナーに置いてあるのでぜひお手にとってご覧くださいね。
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by endoushoten | 2010-06-21 20:36 | 今日の1冊

もうすぐ父の日特集・2

「オレは有名人でも偉人でもねぇから関係ねぇよ」と
早くも照れ隠しモードのお父様方。

ここからは我々一般人の部開催です。

スーパーのぬりえで「ありがとう」を伝えられる年代を過ぎると
改めて感謝の意を表明するのがなんだかこっぱずかしくって
今更そんなことできるもんかヤダヤダ、といっていられるのは
親が健在のうちだけ。本当にそれで後悔しない?
きっとするだろうなーでもなー、という方はまずこちらをご一読ください。
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[写真中央]『新「親孝行」術』みうらじゅん著 宝島社新書 2002年 130円
・親孝行というロールプレイ!ばかばかしいようで、結構はっと気付かされる
 ようなアドバイスも。もちろん「お父さん孝行」のノウハウもばっちりです。

[写真左]『娘は男親のどこを見ているか』 岩月謙司著 講談社+α新書
 2003年刊 310円
・息子は母親の、娘は父親の恋人なのだ、とはよくいわれるところ。
 娘にとってあなたの影響力は絶大なのです。ずっと「お父さん大好き」と
 思ってもらえるように、わが身を振り返ってみては。もしかして手遅れ!?
 …いやいやそんなことはありません↓

[写真右]『ジーパンをはく中年は幸せになれない』 津田秀樹著 アスキー新書
 2009年刊 290円
・「好きな格好をして何が悪い!!」と確かにムッとしそうなタイトル。
 長い間に身についた考え方や行動パターンの中から悪癖を取り除き
 幸せになりましょう、というポジティブな本。これからの人生をより豊かに
 過ごすために、いったんジーパンを脱いでみるのも悪くないでしょう。

さて、最後に柳原良平のイラストがかわいらしい1冊を。
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『日本の父へ』 グスタフ・フォス著 新潮文庫 昭和58年刊 130円
・父論満載。自分の父のことから、「明日の父」となる新郎へのメッセージまで
 色とりどりです。よき父をつくるにはよき夫が必要、よき夫をつくるには
 賢き妻が不可欠。やはり家族はみんなが支えあって良くしていくものなんですね。

さぁ、照れずに毎日でも感謝の言葉をつたえましょう。うまくいえない方は
「親父、一緒に古本屋でもいかないか?」 これで決まりです。

(もし不発だったら「7月4日の日曜日【雑把亭】立川生志 一人会
いかない?経堂で落語が聞けるんだって」 もおためしあれ!)
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by endoushoten | 2010-06-17 18:15 | 今日の1冊

もうすぐ父の日特集・1

今年は3日後の日曜日が父の日。
ガンバっている世のお父さんにエールを!ということで今日は“お父さんは有名人”な本をご紹介します。

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[写真左]『一平漫画講座』岡本一平・著画 双柿舎 840円
[写真右]『母かの子・父一平への追想』岡本太郎・著 チクマ秀版社 630円
言わずと知れた藝術一家。父・一平の描く漫画がなんともユーモラス。太郎の表現の源がみえてくるかも。

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[写真左]『「星座」になった人 芥川龍之介次男・多加志の青春』天満ふさこ・著 新潮社 650円
芥川龍之介の子の中でほとんど知られていないであろう、夭逝した次男・多加志を取り上げた本。本の最後に多加志幻の小説が掲載。
[写真右]『芥川龍之介の手紙』関口安義・著 大修館書店 840円
父・龍之介が旅先から子・多加志に宛てた手紙の一文が。

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[写真左]『青年茂吉「赤光」「あらたま」時代』北杜夫・著 岩波書店 840円
[写真左]『猛女とよばれた淑女 祖母・斎藤輝子の生き方』斎藤由香・著 新潮社 420円
こちらの家族も3世代にわたる作家一家。

思春期にはなにかと反発してしまう“お父さん”という存在。しかし年齢を重ねるにつれ、うしろ姿や妙な癖が似てくるものです。そんな自分の姿に苦笑いしたりして。

さて今度の日曜は年に一度の父への感謝を伝える日。影の薄いお父さんでも頑固なお父さんでも、ありがとうの気持ちを伝えましょう。

もうすぐ父の日特集・2へ続く・・・
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by endoushoten | 2010-06-17 16:35 | 今日の1冊

ワールドカップ初戦に向けて

今日は肌寒い雨のすずらん通りです。
さて、今晩夜11時にカメルーン-日本戦が開催されるとの事。
私個人としては勝負の行方にはあまり関心がないのですが(サッカーファンの皆様ゴメンナサイ・・・)。
しかし特別な道具もいらないボール一つで楽しめるサッカーは、実はなかなか魅力的なスポーツなのかも。だからこそ、たくさんの国々で楽しまれているのでしょうね。

さて、本日ご紹介する本はこちら↓
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『国立民族学博物館開館10周年記念 神々のかたち=仮面と神像』サントリー美術館 1987年 630円

アフリカといえば~で上位に食い込んできそうな仮面。そういえば以前、成田空港の土産物屋で“アフリカっぽい”仮面を見かけたことがあり、「なぜここにアフリカ?」と思ったことを思い出しました。

中はこんな感じ↓
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左と右ページ下の仮面が今夜の対戦相手・カメルーン国のもの。つ、つよそう・・
他にもオセアニアやアジアの仮面・神像が載っています。ビジュアル面が大きく、見やすい。

つづいてこちらの2冊↓
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[写真左]『ワールドミュージック/世界音楽入門』フィリップ・V・ボールマン 著 音楽之友社 2006年 1,050円
[写真右]『世界の音 民族の音』江波戸昭 著 青土社 1996年 1,050円
そもそも民族文化とはどういった概念から生まれたものなのか、といったことを考えさせられる内容。
わたしたちは異国の文化に触れるときにどこかで“その国らしさ”を求めてしまうことがありますが、そこにはどうも、その国を理解する上で壁になってしまうことがあるのではないか・・と感じたりして。

では、サッカー好きの人もそうでない人も、どうぞ穏やかな夜を。
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by endoushoten | 2010-06-14 16:49 | 今日の1冊

やまない雨なんて…

「いつかきっと晴れるサ!」なーんて言葉がちっともなぐさめにならない気分です。
せっかくの池袋西口公園古本まつり開催期間中だというのに、こうも毎日
雨だの低温だの雹だのってんじゃ、たまりません。

どうも外売りのときほど雨が多いような気がするのは、なぜでしょう。
別に雨男雨女がいるわけではなく、いつもより天気を気にしていて
いいこと(晴れ)はすぐ忘れちゃって、困ったことばかりシツコク
記憶に残るから、だとは思うのですが。うーん。うーん。

あら、気になるタイトルの本発見。
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[写真上]『大手町は、なぜ金曜に雨が降るのか』森田正光著
梧桐書院 2009年刊 700円
・なんでなんで?もちろん気象予報士は頭をかしげるだけでなく
 きちんと調査・分析しています。気象の話題だけでなく、なにをどう伝えるか
 自分の立ち位置は、など広く「仕事」について考えさせる内容です。
 新社会人の方、転職考え中の方は一読してみると「雲の切れ目」が
 みつかるかもしれません。

[写真下]『雨の名前』高橋順子文・佐藤秀明写真
小学館 2002年刊 840円
・悪くいってばかりだけど、雨が嫌いなわけでもなく…。
 雨の日の読書って最高に落ち着くし…。すてきな雨の風景情景と
 雨のさまざまな呼び名を紹介した雨づくしの1冊。

雨とポジティブに向き合いたくなる名著といえば、遠藤書店にも縁のあるこの人の本。
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[写真左]『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』植草甚一著
晶文社 1972年刊 1,050円
・「~だから…でもしよう」とはついつい使いたくなるフレーズ。今更説明の必要も
 ないでしょう。読めば自然と足が古本屋に向かいます。まだ読書、漁書の楽しさを
 知らなければ、この1冊で開眼するのでは?

[写真右]『したくないことはしない 植草甚一の青春』津野海太郎著
新潮社 2009年刊 1,300円
・J・Jって誰?という方はこちらから先に読んでみるとより楽しめるかも。
 わが経堂の話も出てきます。

さて、池袋西口公園古本まつりもいよいよ明日が最終日。
夕刊の天気予報からは傘マークが消えました。
ゴールデンウィークスタートの明日、快調な1日になりますように!!!
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by endoushoten | 2010-04-28 16:44 | 今日の1冊

遠藤書店花見ツアー

先週の火曜、遠藤書店花見ツアーが行われました。

ただ花見をするだけじゃあツマランので、今回は近くの古本屋さんを2件訪ねがてら(内1件は定休日でしたが)商店街のお店を冷やかしながらの散策・・といった、なんともほのぼのした企画。近所でも久しぶりに訪れると言っている参加者もおり、思いのほか盛り上がりましたよ。

お花見開催地は世田谷八幡。その日は天気にも恵まれ、平日なだけにとても静かな雰囲気でお花見を楽しむことができました。ついでだからと豪徳寺にも寄ることに。豪徳寺はかの桜田門外の変で暗殺されたという井伊直弼が眠っている場所。残念ながら現在工事中でお参りすることはできませんでしたが、夕暮れ時と言うこともあってか、なかなか不思議な雰囲気が漂っていました。
ところで他にはどんな場所に著名人の墓があるのかしら?と思い、店頭に並んでいる墓案内本を探してみましたー。お墓をめぐりつつ散歩するってのも、渋くていいですねぇ。こんどはちょっと遠出で遠藤書店墓ツアーなんてのも企画しようかしら・・?


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[写真上]『著名人のお墓を歩く-谷中、染井、雑司ヶ谷 編-』
風塵社、2008年刊 630円
※こちらは副題にもあるように、東京下町のお墓散歩コースです。写真が多用されてあり地図も分かりやすい。

[写真下]『藝文家墓所誌』 結城素明 著
村田書店、昭和52年 1,600円
※全国の著名芸文家(美術家・文筆家・思想家・役者・・など約1,250人分!)の墓所案内。江戸期より昭和20年代の物故者というだけあって、歴史を感じさせるもの。
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by endoushoten | 2010-04-12 18:24 | 今日の1冊

書物の行く末

最近ではKindleだとかiPadだとか、いよいよ、ついに、
電子書籍が普及しだすのか、と思わせるようなニュースが
流れていますね。

いろいろな意見があるとは思いますが、まぁそれにしても
なんという量の書物が世の中にあるのでしょう。

そもそも古本屋がこうやって商売できるのも印刷技術の
驚異的な発達があればこそ、です。大量印刷以前以後を
考えれば、電子化なんてさほど大した変化ではないような
気さえします。

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[写真左]『プレ・グーテンベルク時代 製紙・印刷・出版の黎明期』鈴木敏夫著
朝日新聞社 昭和51年刊 1,800円
・活版印刷以前の印刷文化について、西に東に眼を開き
 緻密に調べ上げられています。

[写真右]『印刷革命』E.L.アイゼンステイン著
みすず書房 1987年刊 2,100円
・西洋の中世から近代へ文化がどのようにかわっていったのか…
 印刷術を軸に語られています。こちらも図版がたくさん収録されています。

たしかに電子書籍は古本屋にとっても脅威のひとつでしょう。
しかし。たとえばインキュナブラを所有するようなときめきが
電子書籍にあるでしょうか。

そこまで大げさでなくとも、手のひらにしっとりとした
文化の重みを感じる幸せはなくならないはずです。

 ~Johannes Gensfleisch zur Laden zum Gutenbergの命日によせて~
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by endoushoten | 2010-02-03 17:09 | 今日の1冊

紫陽花の盛りに

夏日もさようなら、また梅雨らしいお天気が続きそうです。
ジメジメしとしと…元気がいいのは紫陽花だけでしょうか。

紫陽花といって何を思い出す?花弁の色について?
それとも不思議な和名でしょうか(もう一歩進んで
パイ菓子が食べたくなる?)。

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『シーボルトの日本史』布施 昌一著 木耳社 1988年刊 630円

紫陽花の和名として紹介されたオタクサの謎。
聞いてしまえばなあんだ、という感じですが、
いろいろドラマがあって興味深いです。

詳しく知りたい方は、本書に1章を割いて解説がありますので
ご一読を。

シーボルト関連の本は他にもございます。
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1冊読むともっともっと深く知りたくなるものです。
梅雨模様の1週間、なにかを積極的に始めるよりは
じっくり歴史を振り返るなんていうほうが似合うかもしれませんね。

…明日は南部ブレーブスの練習も
雨で中止になりそうだし、五反田で本と戯れてきます!
水曜日以降の遠藤書店をお楽しみに。たくさんいい本が入りそうです。
(1日で片付くかな………………)
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by endoushoten | 2009-06-29 17:24 | 今日の1冊

ムムムのハム

たまにはご近所情報などを。

読書家で知られる棋士 高野秀行五段。
経堂ブックカフェイベントを盛り上げてくださったのも印象的です。

その高野五段が今春から経堂駅前で

経堂こども将棋教室

を開講されました。

おやついいなぁ。楽しそうだなぁ。
うっかりすると銀が横に動くわたしにはなんとも魅力的な教室。
ぜひとも通いたい! でも、残念ながらこどもじゃない………。

仕方ないからボソボソと家で駒落ちからはじめてみるか。
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『どんどん力がつく 駒落ち将棋の指し方入門』中原誠監修
池田書店刊 460円
親切で丁寧な解説は、大人が読んでも参考になりそうです。

あぁ、早くハムをこてんぱんにしてやりたい!
(でも、あれは落ちる駒の種類が違うんだよなぁ……)

雨続きの梅雨には、読書と将棋。
どちらも「よく読む」のが大事です、なんちて。
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by endoushoten | 2009-06-24 13:06 | 今日の1冊

スイーツ(漢)

ブログ、最近酒の話ばかり、とのご指摘を受けたので
たまには甘いものラブ☆路線で。

「おいしいもの」紹介本はたくさんでていますが、どうしても
雑誌的読み捨て感が強くなってしまいます(データが古く
なってしまったりするので仕方ないのですが)。
とりあえずちゃちゃっと読めればいい本を安価で手に入れる
のも町の古本屋っぽくていいかもしれません。

今日ご紹介するの「おすすめ♪おいしいスイーツ」本です。
しかもスイーツ!嗚呼……(照れてます)

まぁ、フツーの本だったらわざわざブログでは紹介しません。

スイーツといえば(笑)とすっかりペアになってしまった
昨今ですが、これはスイーツ(漢)な、甘味道を究めた
骨太でどすんと魂に響く本。その名も

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『第62代横綱 大乃国の全国スイーツ巡業』芝田山 康著
日本経済新聞社 2006年刊 630円

ともすればネタっぽいタイトルですが、芝田山親方が筋金入りの
甘いもの好きと知っていれば見る目も違ってくるのでは?

帯にある「男が甘党で何が悪い!」というなんとも力強い言葉に
がーんとくるではありませんか!

コソコソと恥ずかしがらずに、好きなものならどうどうと喰え、
という態度には勝負の世界で生き抜いてきた潔さが感じられます。

この本はとにかく「全国スイーツ巡業」勝負の心得・入門編・稽古編
というページが秀逸です。間に合わせの菓子に甘んじるな、とか
お菓子レシピの選び方、食べる楽しみだけでなく作る楽しみ(エプロン
姿の親方や、直筆ロールケーキレシピの写真まで載っています)まで
なんと硬派な菓子道の手ほどきでしょうか。
お菓子を片手にした親方のニッコリ笑顔との対比がいいのです!!!

肝心のカタログ部分もさすがは芝田山親方。信頼してよし。
万松庵の納屋橋饅頭とか、北華楼のバウムクーヘンとか和洋問わず
どれもこれも「そうそう!これおいしかったー」と思うお菓子がずらり。

親方直球のスイーツ愛に満ち満ちた紹介コメントの前には客観的
なんて言葉が霞んでしまいます。親方がそこまで言うなら食べてみたい、
いつの間にか親方とスイーツ談義でもしているような気にさせる
1冊です。

さてさて、この本、グルメ本コーナーに置くべきか、相撲コーナーか。

「自分に正直に、たゆまぬ研鑽をつみ、楽しむゆとりを持て」
これって人生訓の棚がぴったり?
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by endoushoten | 2009-06-11 16:27 | 今日の1冊