遠藤書店 夏の文庫100冊 【4】

連作物の時代小説を一気読みするのは夏休みぽいかもしれませんが
休みにはまだ早いんで、ちょくちょくっとつまみ読みできる3点セットを。

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[写真左より]
『わが家の夕めし』池波正太郎著 講談社文庫 250円
『散歩のとき何か食べたくなって』池波正太郎著 新潮文庫 250円
『むかしの味』池波正太郎著 新潮文庫 230円

おいしいステーキの焼き方から、エッフェル塔下のアイスクリン、
ダッチコーヒーにクリームソーダに、鮨蕎麦饂飩……
グルメガイドではないといいつつも紹介されてる店にはなんとなく
行きたくなっちゃう、いや行った気、なじみ客にでもなった
気分にまでさせるのは、なんといってもの筆の力。

うまい喰いもんにつきもので…

小中学生では到底その真髄にふれることは
許されない、大人の楽しみといえば…

きちがい水だとか般若湯だとかなんだとかい
うアレ。子どもにはわかるまいよ、の粋を語らせたら
この人でしょう。
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[写真左より]
『旅の時間』吉田健一著 講談社文芸文庫 750円
『私の食物誌』吉田健一著 中公文庫 250円
『酒肴酒』吉田健一著 光文社文庫 350円

この人の作品の真髄にふれることができるのは
どうしたって酒を覚えてからじゃないかね、と。
そう、飲み始めてからようやく珍味の美味さに
開眼するように。『私の食物誌』の解説で
金井美恵子もふれているけれど、広島の牡蠣を
「海が口の中にある感じ」―これが"表現”てもんだよ
と感服しちゃう。なんべん読んでも垂涎ものです。


気狂い、海とくれば、いやでもランボーの永遠が浮かぶ。
で、ランボーの永遠からとんでもないものを連想したのが
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『匂い立つ美味』勝見洋一著 光文社文庫 230円

BRIOの連載をまとめた一冊といえばなんとなく
雰囲気がわかるでしょうか。カスレ、ピサラディエール、
ジビエにシガーなどなど。あぁそれにしても「永遠」と
あれが結びつくなんて思いもしなかった!
いやァ、おもしろいねぇ。(あ2)

本日までのご紹介…16/100冊
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by endoushoten | 2008-07-17 16:12 | 今日の1冊
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