似て非なる背について

最近ブログの更新が滞りがちだったのを反省して、
もういっちょご紹介。

まずは表紙の写真をパチリ。
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[写真左]『霞が関中央合同庁舎第四号館 金融庁物語』江上剛著
実業之日本社 730円
・兄哲夫は金融庁統括検査官、弟は検査を受ける大東五輪銀行の
行員、という設定の経済小説。あくまでもフィクションです。

[写真右]『舞踏会へ向かう三人の農夫』リチャード・パワーズ著
みすず書房 1,050円
・表紙から目が離せなくなった方、お目が高い。この写真は
ドイツの写真家アウグスト・ザンダーの作品「若い農夫たち」。
一昨年、東京国立近代美術館で開催されたアウグスト・ザンダー展
でも一番注目されていた作品ではないでしょうか。
1914年に撮られたこの写真から、舞台を同年5月1日に舞踏会へ
行く途中という設定にして、アメリカ人の作家が1985年に
「誰にも読まれるつもりがなく」綴った物語。
表紙の写真に負けぬ求心力のある作品です。


さてさて、この2冊になんの関連性が?というと
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背表紙のタイトルが赤、黒い人物のシルエットでどうも
雰囲気が似ているんです。

こういうのをうろ覚えで「えーと、あのさ、なんか背表紙が赤い字で
書いてあって、黒い人の絵がついてるやつ。題名はんーとなんだっけ
かなぁ。まぁとにかくそれだから!」なーんて調子で人にお使いを
頼んだりすると、とんでもなく間違ったものになってしまうことも
ありますので、ご注意ください。

こういうの、気を散らしながら棚整理するとつい気になっちゃうんです。
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by endoushoten | 2007-11-19 19:17 | 今日の1冊
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