不機嫌ならまかせて

これは2007年7月19日の朝日新聞朝刊。
1面の最下段は、お楽しみの書籍広告の欄。ん?
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この本、はいりましたよ。
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『モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌 可笑しな可笑しな
万国ガイド』トッド・プリュザン編 バジリコ 750円
・19世紀のイギリスで出版された、児童文学作家による独断と偏見に
 満ち満ちた各国案内。手放しで褒められている国はありません。
 確かにおいおい言い過ぎだろうよっ、と思うような内容ですが、そこに
 あるのは敵意や憎しみではなく、ただただ哀れみの視線(と無知)。

 世紀を大きく隔てたわたしたちだってステレオタイプと無縁では
 ありません。お国柄、血液型、年代、性別などなど。

 まずは何も考えず笑い飛ばしながら一読、日をおいて生真面目に
 再読してみるのも読書の楽しみ方としてありでしょう。

 ※バジリコさんは『鼻ほじり論序説』や『へんないきもの』など
  他にもユニークな書籍を刊行している出版社です。


ついでに、イギリス・不機嫌をキーワードにもう1冊。
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『不機嫌なメアリー・ポピンズ イギリス小説と映画から読む「階級」』
新井潤美著 平凡社新書 310円
・コチコチの英国文学だけでなく、映画『クルーレス』や『ブリジット・
 ジョーンズの日記』まで幅広く縦横に紹介されています。むしろ
 文学にさほど興味のない人の方が「あの映画は○○の翻案だった
 のか!」と発見が多いかもしれません。

 格差があるにせよ、階級にはなじみのない日本人にとって
 イギリス社会の一面を知る手がかりになりそうです。

古本屋にも、新しい本がはいることがあるのです。
欲しい新刊があるなら、ちょっとのぞいてみると
幸運が待っているかもしれませんよ!
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by endoushoten | 2007-07-20 15:24 | 今日の1冊
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