磨け!!表現力

携帯メールなどコミュニケーションがどんどん高速化する中で
こまやかな表現力はどんどん失われているような気がします。

美辞麗句をちりばめた長ったらしいラブレターを書くよりも
「好き!」とごく短いメールを1時間おきに送る方がよっぽど
効果的…なんだか味気ない時代になったものです。

さぁ、ここで古本の出番です。まずは14年前に刊行された
こちらから。
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『現代 手紙の事典』瑞松玉純著 西東社 420円

・ラブレターやファンレターの書き方まで載っている本は
 実は結構めずらしい。求愛の手紙、デートの後の手紙に
 出張先へ、そして結婚の催促…と例文もまめまめしいこと!
 古きよき時代の青春小説を読んでいるような楽しみ方も
 できます。やや年配の方をターゲットに狙っている若人には
 実用的かもしれません(ビジネス的な例文はもちろん今でも
 十分実用的です)。

上記の本は、そのまま真似するにはちょっと現代的でなくなって
しまっているので、もう一冊参考図書を。

『ほめことばの事典』榛谷泰明編 白水社 1,800円
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・古今東西の名作よりなにかを讃える名文を抜き出して項目
 ごとにまとめた事典。項目?どれ。「愛の重荷」「当てこすり」
 「遺体」「男を男が」「ゴキブリ」「負けっぷり」「離婚披露」…
 本当にほめことば事典なの!??もちろん「愛」「やさしさ」
 「睫毛」「幸せ」なんて王道もしっかりたっぷり載っています。
 ほめことばの蓄積に即効性はないかもしれませんが、文章の
 前後関係が気になり…読書欲をたくみにくすぐる怖い事典です。
 
ところで、習作として「古本」を褒め称えてみませんか?

  黴と紙魚とにあきれるほどに身を捧げたかよわき君よ。
  古ぼけたランプで煤けた帯、たちこめる紫煙にやかれた函を
  まとった、そのみすぼらしい姿ときたら。

  そのなかに隠されたのは枯れることのない泉だというのか。
  まぎれもなき世界のミニアチュール!宇宙をどこまでも切り取る鏡。

  世界を巡る君よ、今こそわがもとにたちとどまり、ゆっくりと
  身を横たえるがいい。

………。
どうもこりゃ一杯ひっかけないと難しいようです。なにか参考に
なりそうな情熱的な小説でも読んでみようかしらん。
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by endoushoten | 2007-07-02 18:38 | 今日の1冊
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