♪ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか
放映されていたのはもう30年ほど前になりますが、野坂昭如氏が
歌い踊るサントリーのCMを覚えていらっしゃる方も多いのでは ないでしょうか。 じゃーん。哲学グラスをなんと平成の今になって 手に入れましたよ! 三重県の酒屋さんリカーズイノウエで哲学グラスプレゼントをしているのを発見。早速晩酌用のお酒と一緒に注文してしまいました。 グラスもお酒も揃ったところで、晩酌のアテを選びましょうか。 ソクラテスってなにした人?という方はまずざらっと哲学の 概要をお通しがわりにどうぞ。 『一冊で哲学の名著を読む』荒木清著 中経出版 630円 ・手抜きレポートなどにはこの手の本は非常にありがたい わけですが、これは実際にその本を読んで見たい気にさせます。 『2001年哲学の旅 コンプリート・ガイドブック 哲学の「聖地紀行」ガイド』池田晶子編著 新潮社 420円 ・タイトルからしてユニーク!2001年刊行の本です。 読みやすく、ボリュームもたっぷり。いろんな切り口で 飽きさせません。飲み屋に持っていくにもおすすめです。 哲学者の名言集で盛り上がるかも!? では、知の偉人たちをより深く味わう本にうつりましょう。 [写真右]『プラトンと五重塔 かたちから見た日本文化史』宮崎興二著 人文書院 630円 ・縄文人はプラトン的で弥生人はアリストテレス的? 図形っておもしろいなぁ… [写真左]『自然界にひそむ「5」の謎』西山豊著 筑摩書房 420円 ・正五角形をかくのは難しいんですね…数学的素養のない私は 恥ずかしながらこの本を読んで初めて知りました。そうなると 俄然興味がわいてきます。つられてぐいぐいと酒もすすみそうです。 ♪ニ、ニ、ニーチェかサルトルか ということでこれを。 『ニーチェ・レー・ルー 彼等の出会いのドキュメント』 E.プファイファー編 未知谷 1,680円 ・才女ルー・フォン・ザロメやパウル・レーらとの書簡 が年代ごとに多数収められています。 (それにしてもニーチェの妹エリーザベトは強烈…) では最後のお口直しに甘辛取り揃えてギョエテで しめましょうか。 [写真右]『ゲーテ 親和力 ベンヤミン著作集5』 ヴァルター・ベンヤミン著 晶文社 840円 ・帯の通り。力強い山廃のお供にはぴったり! [写真左]『ゲーテさんこんばんは』池内紀著 集英社文庫 260円 ・ゲーテの評伝ですが、小難しくないので気軽に 読めます。ゲーテが身近に感じられるように なりました。それにしてもゲーテはいろんなことを していたんですね。 先程リカーズイノウエさんにおたずねしたところ、哲学グラスはまだ若干あるとのことで 「早い者勝ち」だそうです。 皆さんも哲学グラスと読書をたのしんではいかがでしょうか。 # ”本人が書いてます”の哲学書も、岩波文庫や「世界の名著」など 在庫がございます。お探しのものがあればどうぞお気軽にお声を おかけください。 。
by endoushoten
| 2007-02-26 16:36
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